実は、イタリアは二度行きました。

イタリアへの強い思い入れは、特にありませんでした。
ひきこもりがちな田舎のおばさんが、とりあえず、ヨーロッパに行ければ、すごいだろうと。

それが、一年半のうちに二度も行くチャンスが巡ってきたのです。
一度目は、昨年3月初旬の肌寒い頃に娘と二人で、そして二度目は、今年の7月下旬に夫と息子と三人で行きました。
二度目の旅は、一度目の旅があまりにも素晴らしかったのでどうせなら家族全員で思い出を共有したいという思いからです。
だから、もったいないなと思いながらも、あえて二度目も全く同じルートを選びました。

こんな贅沢なことしてもいいのかな？
大金持ちならともかく、旅行などに費やすなんて…。でもこれは、人生には必要な経費なのだと思い捻出したのでした。


物欲などないおばさんは、本当に満足しました。
想い出は「宝」だと、心から思いました。
大げさかもしれないけど、
ずっと、ずっとこの素晴らしい思い出を胸に、犬でも飼ってまた静かに生きようと…。


そんな、ひきこもりがちだった、このおばさんが一念発起した旅の話です。
自慢気に感じる話かもしれませんが、聞いてください。