7日間でも充実できるヨーロッパとは?
今回の旅の目的は「自分への挑戦」なのだから、完璧な個人旅行とはいかずとも、フリープランにすることにしました。なんとか自力での移動が可能で、効率的に多くの観光地を巡ることができるのかがポイントです。
初心者が7日間でも満喫できるヨーロッパはどこだろうか?
いろいろな角度から考えて、イタリア観光の王道ベネチア、フィレンツェ、ローマ行きを決めました。
まずは、季節を考えて
個人的にはドイツ・オーストリアなどの中欧、フィンランド・ノルウェーなどの北欧など、その国独特の美しい風景や落ち着いた雰囲気にも惹かれたのですが、なにぶんまだ3月初旬(一回目の旅)の寒さのために断念しました。寒さに強くアクテビティな方なら北欧のオーロラ見学などは最高かもしれませんね。
人気度を指標に
指標としたのは、行きたい国ランキングです。旅行誌でもネットでも、よくある系ですね。あてになるかどうかは、わからないが、まずは、そこから情報収集することにしました。さすがにフランス、イタリア、スペインは常に上位にランクインする観光立国。古代や中世の面影を残す遺跡、贅沢に装飾された優美な城や教会、美しく広大な田園風景、それをまじかに見たいと、多くの人がそう憧れる国です。
世界遺産の数
世界遺産の数(2017年)は、イタリアが1位(53か所)、スペイン3位(46か所)、フランスは4位(43か所)ということです。限られた時間の中、行ける地域は決まってるので、数は関係ないと思います。しかし、普遍的な価値が多く存在するということは、その国の歴史の奥深さを知ることにもなるだろうから、短絡的だがイタリアに魅力を感じました。
周遊しやすい国
フランスは、ざっと見たところ往復直行便で行くなら、パリ市内に二泊とモンサンミッシェルに一泊できれば、途中のシャルトルに寄っても、5~6日間で行けそうな気がしました。ただ、せっかく7日間という余裕を持てたので、あとの時間をどうするかと考えたとき、次の観光地に行くには中途半端だし、かといってのんびりとパリを巡るというのも意外に超初心者には間がもてないような気がしました。
スペインも広範囲に観光地があり、バルセロナを中心に周遊するとなると結構移動時間がかかり7日間ではとうてい無理だと感じました。
イタリアは、元々小国家の集まりと聞いたことがあります。だから、その地域独特の文化があっておもしろいのだと。たしかに、水の都ベネチア、花の都フィレンツェ、永遠の都ローマと分かりやすいほどの特徴があります。もちろん他の都市にも素敵な文化はありますが、7日間という限られた日数を効率よく周遊するには、一本のレールロードでつながった、このイタリアの三都市が良いと考えたのです。